子どもたちのサクセスストーリー

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アリエール・アーリー

 

 アリエール・アーリーは1991年12月6日、コスタリカのサン・ホセで生まれました。出産予定日を2週間過ぎ、帝王切開が施されました。軽い羊水混濁があり、へその緒が首に巻き付いていました。トリソミー21と診断されたほか、腎臓にも問題があり、右室2腔心による心臓の筋低緊張もありました。

 生まれてから1カ月の間、アリエールはとても静かな赤ちゃんで、お乳を吸うことに困難がありました。お母さんは生後15日目から、できる限りの方法で、できる限り頻繁に赤ちゃんに刺激を与え始めました。1992年4月にアリエールは、ボストン子供病院で、先天的な心臓疾患の手術を受けました。1992年8月にはさらに、尿管の手術を受けました。

 ご両親は1993年6月に《あなたの脳障害児になにをしたらよいか》のコースに出席しました。このときアリエールは生活年齢19カ月で、ご両親の評価による脳神経年齢は14カ月でした。診断は、中度、拡散、両側、中脳障害でした。アーリー一家は、コースで学んだ情報をもとに家庭でプログラムを開始し、その年の8月にホームコンサルテーション・プログラムの報告書を提出しました。

  1993年12月に、イニシャル・アスピラント・アポイントメント(初診)のために研究所にやってきたとき、アリエールは生活年齢は24カ月でしたが、脳神経年齢は28カ月になっていました。家庭でプログラムをおこなっていた6カ月の間に、脳神経年齢は14カ月も成長したのです。たくさんの単語や2語文を 読むことができて、読みのヴィクトリーも獲得しました。一家は研究所のスタッフが作成した集中プログラムをおこなうことになりました。

 この4年間、アリエールとご両親は1年に2回研究所にやってきて、評価、講義、脳神経プログラムから成る1週間を過ごしてきました。アリエールは順調に進歩していきました。毎日の努力の積み重ねの結果、脳神経年齢は69カ月となりました。

 読むことと書くことでは、年齢レベル以上の能力です。市販の本をそのまま独りで読み、自発的に自然に書くことができます。一般的な知識や興味の幅も年齢レベル以上です。 運動面では4.8キロ走ることができ、体操は高度な技術の入ったルーティーンをこなしています。社会面ではアリエールは行儀がよく思いやりのある、優しい穏やかな少年です。

 1997年には全国体操競技会で2位に入賞しました。トライアスロンでは、3マイル(4.8キロ)を47分で走り、500メートルを1時間で泳ぎ、自転車は14キロを30-35分で走ります。全国トライアスロンチームに、最年少メンバーとして招き入れられました。

  1997年10月にグラジュエーション・トゥー・ライフとなったあとも、アリエールは1998年1月まで家庭でのプログラムを続け、その後同年齢の子供たちと一緒に学校に通っています。学校ではすべての分野でうまくいっていて、ヘブライ語、スペイン語、英語などを学んでいます。読みの能力は4、5年生レベ ルで、クラスのだれよりもレベルが高いため、アリエールは先生に頼まれて、ほかの生徒のために説明文などを読んであげています。

  あらゆる点で自立していて、指示にもよくしたがい、友人たちとも仲良くしています。ある先生は「どの子もみんな、アリエールのようだったらいいと思うくらいです。アリエールをみていると、びっくりすることばかりです」と述べています。だれにでもきちんと、状況と時間にふさわしいあいさつができる子供だとも言われています。

 たゆまぬ努力によってこれまでの成功をおさめたアリエールとご両親に、心からのお祝いを申し上げます。わたしたちスタッフも、この少年がこれからの人生でも成功を勝ち取っていくことを確信しています。