子どもたちのサクセスストーリー

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ミシェル・ゴーガーとニール・ゴーガー

 お母さんが人間能力開発研究所による第2回目の『赤ちゃんの知性を何倍にもするには』のコースに参加したのは、ミシェルが生後14カ月のときでし た。その後ミシェルは、エヴァン・トマス研究所の早期開発プログラムに受け入れられ、家庭での読み、数学、音楽、ブレキエーションなどのプログラムを始め ました。2歳になってからのホームプログラムには、百科事典的知識、日本語、体操、バレエ、ヴァイオリンなどが加わりました。

 4歳半になったときミシェルは、楽しみのために本を読み、家庭内でたくさんの責任ある仕事をこなし、ヴァイオリンでスズキのレパートリーを演奏し、4.8キロのランニングレースに参加し、水泳も得意になっていました。特に好きだったのは体操とバレエでした。

 クレヨンを手に持てるようになって以来ミシェルは、もの書いたり絵を描いたりすることに優れた才能を見せ始め、5歳までの間に自らの挿絵つきで、たくさんの本を書きました。

  1982年に弟のニールが生まれるとすぐ、ミシェルはニールの先生として、腹ばいや絶対音感を教え、研究所の新生児のための感覚刺激のプログラムも行いま した。英語や日本語で、ニールのための本もたくさん作りました。2歳になったニールは、お姉さんに手伝ってもらいながら、大きな声で本を読んでいました。 「ミシェルはいつも、ぼくにとって素晴しい先生でした。いろいろなことを教えてもらいましたし、今でもぼくの人生に大きな影響をもっています」とニールは 言います。

 研究所のインタナショナルスクールに8年間在籍する間に、ミシェルは、コンピュータ・サイエンス、音楽史、博物学、化 学、作曲、日本語と日本文化などを学ぶ機会を得ました。また挿絵入りの本や研究論文をたくさん書きましたし、シェイクスピアの戯曲は5作品に出演しまし た。体操でも後方宙返り、空中側転、平均台での難度の高い演技など、抜群の能力を身につけました。学校では何時間にもわたって先生の役割も務め、「センセ イ」レベルと認められました。

 1991年、エヴァン・トマス研究所のオン・キャンパス・プログラムから始めた子供としては、インタナショナルスクールの最初の卒業生となりました。卒業後は、1カ月間日本に滞在して、著名な鈴木鎮一先生のもとでヴァイオリンの個人指導を受けるという経験もしました。

  優秀な子供だったため、フィラデルフィア地域のいくつかの私立高校から熱心な誘いがありましたが、その中でも市内のトップクラスの学校のひとつに、奨学 金を得て入学しました。この高校で、数学、科学、歴史、フランス語、英語など、厳しい勉強をこなす傍ら、オーケストラのコンサートマスターとして第一ヴァ イオリンを弾き、バスケットとラクロスで活躍し、芸術面にも秀で、さらに地域活動にも参加していました。「美術、音楽、科学、スポーツなど、さまざまなこ とをしていましたが、どれもうまくいきました」とミシェルは言っています。

 高等学校の最終学年では、1ヵ月かけてのプロジェクトとして、フィラデルフィアの歴史保存委員会のために、フィラデルフィアの歴史的な鉄道の駅の建築的な正確な図面を作製し、表彰されました。

 1995年、ミシェルはペンシルヴェニア大学本校に入学を認められ、造園建築を専攻しています。1999年の春の休みはイタリアのローマですごし、ローマの歴史と建築開発について勉強しました。

 弟のニールは、インタナショナルスクール卒業後、私立の学校に進学しました。ここでニールは、生徒会、地域サービス、クロスカントリーのランニングなど、活発に活動しています。歌を歌うことは大好きなことのひとつで、少年合唱団に6年間在籍して、しっかりとトレーニングを受けました。現在は学校の合唱団のメンバーとして活躍し、ジャマイカへの演奏旅行にも参加しました。

 ニールは、3年間学んだラテン語に磨きをかけるため、ミシェルと一緒にローマに行って勉強しました。特に関心があるのは、文学と歴史ですが、通常の学校の勉強のほかにも、優等科のクラスで、演技、コーラス、ビデオ制作などを学んでいます。さらに学校新聞のスタッフとして、映画批評と、映画の歴史についての記事を書いています。

 ニールが特に興味をもっているのは、本を読み始めたころの作品をもとに台本を書き、監督し、上演すること、ギリシャ語とラテン語の語源、シェイクスピアやギルバート・アンド・サリヴァンの作品などです。大学では映画制作を専攻したいと思っています。

  この二人のお母さんのジャネットは英語で学士号をとりました。また、25年にわたって、赤十字の水難事故防止のインストラクターをつとめています。プロ フェッショナルマザーであると同時に、インタナショナルスクールでは、書くことと水泳の指導をしています。また研究所の季刊誌『イン・リポート』の編集やその他の出版物も手掛けています。

 お父さんのジムは、大学で政治学を修め、30年以上にわたって新聞の世界で活動しています。現在はスポーツ記事の編集責任者です。